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このページでは、Bのカットソーに使われているパーツや素材、カットソーの豆知識、専門用語をご紹介しています。
Bでは、アイテムごとに使用する素材・パターン・副資材・ミシン・縫製仕様など、、様々な要素の組み合わせとバランスをひとつひとつ検討して、お客様に長く愛用していただくためにたくさんの工夫をしています。

アメリカンヴィンテージや90sカジュアルの風合い、そして日本製ならではの品質/着心地/堅牢性を兼ね揃えたBオリジナルの国産カットソーを是非お楽しみください。

【BのTシャツ用語 解説】

ガゼット襟下にある三角形のパーツ。BのTシャツのガゼットには伸縮性の高いフライス生地(2枚重ね)を使用しています。*ヴィンテージ感が出て、着用〜洗濯を繰り返しても首回りがヨレにくくなります。

双糸(ソウシ):B Basic Teeで使用している双糸は、細い2本の糸を撚って1本にしたもので、単糸に比べて手間がかかり高価ですが、柔らかさと丈夫さを兼ね揃えた素材です。*番手数が大きくなるほど細い糸になります。

コーマ糸(コーマシ):強度を高めるために、繊維をコーマという機械で紡績した高級綿糸の事です。BのTシャツは全てコーマ糸を使用しております。

紡績:紡績とは原料の繊維を撚って(よって=ねじって)糸にすることです。生地は糸で決まると言われるほど重要な工程です。Bでは厳選された上質な糸を使用しています。

撚糸:糸に撚りをかけること(もしくは撚りをかけた糸のこと)です。撚糸によって生地の肌触りや風合い、強度が変わってくるので繊維製品にとって、とても重要な工程です。甘撚だと柔らかい風合いになり、強撚だとかたい肌触りになります。また、タオルなどでは、無撚糸も使われています。
*使用する綿糸や編み方などによっても風合いや肌触りは変わります。

天竺:Tシャツに一番多く使われている編み方で、横への伸縮性が大きいのが特徴です。

吊り編み機
1960年代頃まで使われていた旧式の編み機です。特徴としては、糸や生地に負担(引っ張る力)をかけないで編み立てていくので柔らかくて風合いの良い生地ができます。独特なループ形状や、横だけではなく縦方向にも伸縮性があるのが特徴です。
現在では、和歌山県などごく一部にしか残っていない世界的にも希少な編み機です。

ゲージ:1インチあたりの針の本数で、編機の針の密度を表します。10ゲージであれば10Gと表記します。ゲージの適合番手より太い糸(度詰め)で編んだり、細い糸で編むことによって風合いを変えることもあります。

杢グレー(トップ杢):トップ糸(糸になる前の段階で白と黒に染め上げた綿を混ぜながら紡績した糸)をつかったBの定番カラーです。強度を保つのが難しく、手間がかかるため、杢グレーのTシャツはポリエステル混が多いですが、Bは綿100%の杢生地を使用しています。他の色とはまたひと味違う杢の生地感をお楽しみください。

綿100%:綿は人にやさしい自然の食物繊維で、繊維の先端が丸いので柔らかく肌触りにも優れています。また、通気性・吸湿性が高く、内側に熱を持つと水分を外に発散してくれるため夏でも比較的さわやかに着ることができます。


裏毛:表は平編み、裏はパイル状に編み込んだ太い糸を繋げたスウェット生地のことです。
*パイルを立てて空気を含ませることにより、熱が放出されにくくなり冬でも暖かく着ることができます。



バインダーネック:生地を襟のリブで挟み込んで縫製したものです。BのTシャツはフライス生地のリブを2本針縫製で取り付けています。強度が高く、外観的にもガゼットとの相性が良い仕様です。

クルーネック:普通の丸首のことです。Bのカットソーの襟元は着用〜洗濯後に余裕のある(きつすぎない)開き具合になるようにデザインしてあります。



タグ:Bのブランドタグです。初代タグは織ネーム。二代目はプリントネーム(綿素材)を使用しています。



リブ:袖口や襟、裾に付いている伸縮する生地の部分です。
スウェットライクな外観にする/ヴィンテージ感を出す/伸縮を補強して型崩れを軽減する/風が入りづらくする、、などを目的にTシャツにも使用されています。




品質タグ:左側の裾上にサイズタグと品質タグを取り付けてあります。
左から→◎液温40℃限度。洗濯機の弱水流又は弱い手洗いが良い。◎塩素系漂白剤による洗濯ができない。◎アイロンは中程度温度(140〜160℃)でかける。◎ドライクリーニングはできない。*ドライクリーニングとは、型崩れを防ぐために生まれた有機洗剤を使用したクリーニングです。一般のご家庭ではできません。

 
セットインスリーブ:普通袖のことです。

ラグランスリーブ:Bの半袖Tシャツはラグラン袖がメインになっています。
襟から袖下にかけてななめに一続きになっている袖の形で、肩や腕が動かしやすくて体型が目立ちにくいのが特徴です。
※ラグラン袖にこだわっているのではなく、着心地やかっこよさを追求した結果、半袖Tシャツのほとんどがラグラン袖になっています。長袖Tシャツとスウェットは普通袖がメインになっています。


オンス(OZ):生地の厚さを判断するために使用されている質量の単位ですが、糸の太さや編み方で風合い・仕上がりは異なります。

白Tシャツの透ける・透けないについて:Bの定番Tシャツは、30/2、16/-、14/-など透けにくい厚手生地を使用しています。※厚すぎず、夏でも心地よく着られるちょうどいい生地を選定しています。



着丈・身幅・袖丈:上の写真のような一般的なサイズ表に記載されている丈と幅のことです。
Bでは着用時にきれいに見えるシルエット、着心地のよさ、着脱のしやすさを追求して、身幅/着丈/袖丈/アームホール/リブ幅/ステッチ幅を決定しています。バランスの取れたシルエットが良いTシャツの一番の条件です。

サイズ:30/2シリーズは洗濯によって3〜5%縮みます。普段着用されているTシャツを採寸していただき、実寸値より若干大きいサイズをご購入いただくとちょうど良いと思います。サイズ選びでお悩みがありましたら、お気軽にご連絡下さい。b-info@islandz.co.jp
*吊り編みTシャツはウォッシュ加工をしてあるので縮みません。

パターン:服の形に生地を裁断するための型紙です。Bではカットソーづくり30年以上のパタナーさんと共同開発した型紙をベースに改良を重ねたオリジナルパターンをつかっています。


綿糸の種類
綿糸にはカード糸・コーマ糸・セミコーマ糸の3種類あります。
*Bではコーマ糸を使用しています。

カード糸:不純物(葉カスや糸にならない短い繊維)を除去した一般的な糸。
コーマ糸:短い繊維を更に丁寧に除去して繊維の均一度を上げた高級糸。
セミコーマ糸:カード糸とコーマ糸の中間です。

カード工程に使われる機械の状態や綿花、、その他様々な条件が品質に影響するので、一概に糸の種類だけでは良し悪しを語ることはできませんが、一般的にはコーマ糸を使用したTシャツは見た目にツヤ/光沢があって高級感があります。また、コーマ糸はカード糸より切断強度が高いです。
 
お手入れ方法】

アイロン:
アイロンがけの手順と注意点:
・まずはアイロン台の上で綺麗に伸ばす。*温度は160℃くらいが最適。
*しわがひどいときは霧吹きで湿らす。
・上から下にアイロンをかけていく。*アイロン台に乗らない場合は左右で2回に分ける。
・ガゼットやラグラン部、リブなどの縫い目を避ける。*アタリをふせぐため。
・濃い色のTシャツは特にアタリが出やすいのでアイロンを強く押し当てすぎないようにする。
・プリントTシャツはあて布をするか、印刷部分を避ける。
・最後に必ずアイロンの電源を切りましょう。

アイロンがけをしたTシャツは気持ちいいしカッコイイです。
是非、トライしてみてください!


洗濯:
手洗いをしてから平置きで日陰干しするのがベストですが、手洗いは手間がかかりすぎるという方は下記を参考に洗濯機で洗ってください。
1-洗濯ネットに畳んで2〜3枚入れる。
2-中性洗剤を使用して洗濯機で洗う。
3-脱水は1〜2分。
4-しわを軽く伸ばしながら二つ折りで室内干し又は日陰干し。
※滑りにくい材質の形が崩れないハンガーであれば、ハンガー干しでも問題ありません。

それも面倒くさい!という方は何も気にせずに他の服と一緒に洗濯機に入れて洗って脱水して、ハンガーで干してくださいw。品質の保証はできませんが、、5年間『着用〜何も気にせずに洗濯機で洗う〜ハンガー干し』を繰り返した私物のBTシャツは、首まわりは若干伸びていますがヨレは発生しておらずまだ現役です。
ただ、ハンガー干しをする場合はパンパンと軽く振り、形を整えながら服とハンガーの肩をしっかり合わせて干すのがポイントです。それをやるだけでしわ防止になりアイロンがけも不要になります。

注:Bで使用している30/2や16/-などの厚めの度詰め生地の場合は、ハンガー干しによる首まわりの伸びはあまり気になりませんが、薄手の生地でガゼット付きだったりすると、かなり伸びてしまうこともありますのでご注意ください。また、バインダーネックはハンバー干しをしてもほとんどヨレませんがクルーネックだとヨレが出ます。
*首回りの伸びが気になる方やネックのタイトな感じをキープしたい方は二つ折りでハンガーにかけるのをオススメします。

★上記は当店の経験によるものなので、仕上がりには差があります。

*ご意見・ご感想など、どんなことでもお気軽にお申し付けください。⇒b-info@islandz.co.jp
 
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